2021.7月号vol.83

CAD/CAMシステム治療技術の向上を目指して

4月17日(土)の診療後は、当院で導入している最先端歯科医療のCAD/CAM(キャドキャム)システムの治療について勉強会に参加しました。

CAD/CAMシステムは、コンピュータ制御によって歯の修復物(詰め物・被せ物)を設計・製作する治療システムで、当院のプランメカフィット治療になります。

勉強会には、当院と同じCAD/CAMシステムを導入している歯科医師3名と導入を検討している歯科医師1名が集まり、実際の臨床を想定した形式で行いました。

CAD/CAMシステムのプランメカフィット治療は、設備を導入するだけで患者様の健康に繋がる質の高い治療に繋がる訳ではありません。

この治療システムを活かすための知識や治療技術も必要になるため、製作された被せ物の接着やシステムの機能などについて深い知識と技術が必要になります。

今後もより質の高いプランメカフィット治療を届けていくための学びを継続していきます。

2021.7月号vol.83

先進国での銀歯

日本人の3人に1人は何らかのアレルギー症状を持っていると言われており、花粉症などアレルギーの患者数は増加傾向にあります。

アレルギーは、花粉や食べ物など通常であれば問題がないものに対して免疫系が過剰に反応し、身体に様々な症状を引き起こしてしまう免疫機能障害です。

歯科治療において注意しているアレルギーは、麻酔薬や処方するお薬などがありますが、最近では「銀歯」が原因となる歯科用金属アレルギーの方が増加傾向にあります。

『銀歯』が原因の金属アレルギーの症状は、銀歯の近くの粘膜や口腔内全体が荒れた状態になったり、手や足の皮膚の荒れなどにでるものもあります。

日本では一般的な銀歯ですが、ドイツやスウェーデンをはじめとする国では、口腔内での使用を禁止する法律や、使用を推奨しないと勧告している国が多く、アメリカなどでもほとんど使用されていません。

治療後の健康を守る治療法を選択することも大切です。

2021.6月号vol.82

口腔健康と全身健康を守るための口腔衛生

歯周病は、糖尿病や心筋梗塞・脳梗塞をはじめ、アルツハイマー型認知症など全身健康と深い関係性があります。

歯周病と全身健康と同じように、口腔衛生と細菌感染にも深い関係性があることをご存知でしょうか?

むし歯や歯周病の原因となる口腔細菌は、どのように体の中に侵入するのでしょう。

口腔内の粘膜や細胞の表面は、細菌やウイルスから守るためのバリアの役割を持っています。

口腔細菌は、このバリアを剥がし、粘膜内にある毛細血管に侵入することで血流に乗って全身へと運ばれていきます。

むし歯や歯周病でも痛みなどの症状がない場合もありますが、そこには必ず細菌が存在しているため、しっかりと治療を受け、口腔内を衛生的にすることが、歯や口腔健康を守ることに繋がります。

また、口腔健康に自信を持たれている方も、歯磨きなどの毎日のセルフケアや、セルフケアでは取り除くことが難しい口腔細菌を除去する歯科定期メンテナンスの受診が、お口と全身の健康維持にとって大切です。

2021.6月号vol.82

最先端歯科治療システム導入

2月にプランメカ社「プランメカフィット」を新たに導入しました。

プランメカフィットは、お口の中を専用スキャナーで撮影し、そのデータを基に「保険適用の白い被せ物」や「セラミック素材の被せ物(自費治療)」を作製する先進医療で、CAD/CAM(キャドキャム)システムと呼ばれています。

プランメカフィットで「保険適用の白い被せ物」を作製する場合は、歯の型取りを行なってから歯の模型を作製し、模型を専用スキャナーで読み込むデータ化します。

歯やお口の状態のデータをミリングマシンに送信することで、これまで歯科技工士が作製していた「保険適用の白い被せ物」を院内で作ることが可能になります。

治療期間が短縮できる場合も多くなったほか、銀歯のように金属アレルギーリスクもなく、美しい被せ物を作製することができます。

プランメカフィットは、セラミックの被せ物を作製することもできます。

セラミックは、自然な色調の美しいだけでなく、治療した歯が再びムシ歯になってしまうムシ歯の再発リスクや細菌の付着率も銀歯に比べ大幅に軽減できます。

また、プランメカフィットでセラミックを作製する場合は、専用スキャナーで歯を直接撮影し被せ物を作製できる場合もあります。

精度が高く自然な美しさのプランメカフィット治療は、これからの患者様の健康につながるセラミック治療です。

プランメカフィットのセラミック治療や保険適用の白い歯については、当院スタッフまでお気軽にお尋ね下さい。

2021.5月号vol.81

空気も衛生的にする口腔外バキューム

当院では、院内の衛生管理を徹底するため、高レベルの滅菌消毒のほかに空気清浄機の設置や窓を開けての換気も行なっています。

換気以外にも、口腔外バキュームも導入することで、より安全な院内環境づくりに取り組んでいます。

通常、歯科でいうバキュームとは、治療中にお口の中に入れて、唾液や血液、削った歯の粉などを吸引するために使用するものを指しますが、今回ご紹介する口腔外バキュームは、その名の通り、お口の外で吸引動作を行います。

口腔外バキュームは、診療中に空気中に舞う目に見えない粉や塵、だ液などを吸引することで、診療空間をより衛生的に保つために使用します。

飛沫の多い治療・処置で使用する口腔外バキュームですが、稼働時には『ゴォォー』という大きな音が出てしまうため、不快に感じる場合もあると思いますが、安心できる院内環境のためにもご理解いただけると幸いです。

2021.5月号vol.81

新型コロナウイルス感染予防に繋がる口腔衛生

お口の中には、どのくらいの細菌が生息しているかご存知でしょうか?一般的な成人のお口の中には、300~700種類の細菌が生息しており

歯磨きなどのケアをほとんどしていない人では1兆個もの細菌が生息していると言われています。

免疫力と口腔環境には深い関係があり、特に歯周病の方は、免疫力の低下だけでなく、心筋梗塞や糖尿病などの全身疾患リスクも大きくなります。

また、最近ではお口が衛生的な人ほど、新型コロナウイルスの感染リスクが低く、万が一感染しても重症化を抑えられる可能性が高いという報告もあります。

お口の衛生環境が悪いと歯周病になり、慢性的に歯ぐきが炎症している状態になるため、出血や腫れが起こります。

このような状態は、新型コロナウイルスなどが口腔粘膜の細胞に結合しやすくなるほか、口腔粘膜の細胞表面を破壊し細胞内にウイルスが侵入しやすくさせてしまいます。

ウイルスから身体を守るためにも、お口の衛生環境は大切になりますので、毎日のセルフケアと歯科メンテナンスで口腔衛生を維持することが大切です。

参考:神奈川県歯科医師会HP

2021.5月号vol.81

最初の永久歯 ~大切な6歳臼歯~

6歳になる頃に、一番奥に生えてくる歯を「6歳臼歯」と言います。6歳臼歯は、乳歯から永久歯へ生え変わるときに、最初に生えてくる永久歯になります。

また、6歳臼歯は、食べ物を噛む、砕く、すりつぶすといった働きや、上下の歯の正しい噛み合わせにも影響する重要な役割も持っています。

大切な6歳臼歯ですが、生え揃っている乳歯の一番後ろから生えてくるため、生え始めたことに気づかず、むし歯になってしまうことが多いので、特に注意が必要になります。

乳歯が生え揃ってからの毎日の仕上げ磨きのときに、6歳臼歯の生え始めを見逃さず、むし歯から6歳臼歯を守りましょう。

2021.4月号vol.80

口腔健康を守る細菌コントロール

2月号のさくら通信では、むし歯や歯周病の原因となる「プラーク」について、3月号では、プラークの住処となる「歯石」について、お伝えしました。

プラークや歯石を減らすことが、お口の健康を守ることに繋がります。

そのためには、毎日の歯磨きなどのセルフケアと歯科医院での定期メンテナンスを欠かすことはできません。

プラークが、むし歯や歯周病の原因となるため口腔内にあるプラークの数を減らすことができれば、そのリスクは大きく軽減することが可能になります。

毎日の歯磨きでは、できるだけフロスや歯間ブラシを使用して歯と歯の間にあるプラークを取り除くことが大切です。

また、歯科医院での定期メンテナンスでは、歯磨きでは難しい歯と歯ぐきの隙間などにあるプラークや歯石を専用の機器で取り除くことができます。

口腔内からプラークを無くすことはできませんが、その数をコントロールし減少させていくことが、むし歯や歯周病リスク軽減に繋がります。

2021.4月号vol.80

3月号の続き「仕上げ磨き」

先月号のさくら通信(3月号vol.79)では、お子様の乳歯が生えてきたときの、仕上げ磨きの大切さをお伝えしました。

親御さんによる仕上げ磨きは、お子様が小学高学年になるくらいまで必要になります。

仕上げ磨きでは、むし歯になりやすい「上の前歯」や「奥歯の噛み合わせ部分」「歯と歯の間」を特に注意してしっかり磨いて上げることが大切です。

また、歯と歯の間は歯ブラシでは磨けないことが多いため、定期的にフロスや歯間ブラシを使用することも、むし歯予防に効果があります。

仕上げ磨きをしながらお口の状況を観察し、気になることがあれば歯科医院で相談されることもオススメします。

毎日の積み重ねが、お子様の健康なお口を育み、将来の健康へと繋がります。

2021.4月号vol.80

大切なマスク習慣でも呼吸に気をつけて

皆さま、体調にお変わりないでしょうか?

昨年より、日本を含め世界中で感染が拡大している新型コロナウイルスに罹患された方や感染拡大によって、生活に影響を受けられている皆様に心よりお見舞い申し上げます。

新型コロナウイルスによって、大きく変わった習慣の一つがマスクの着用ではないでしょうか。

感染予防対策として有効なマスクですが、息苦しさから口呼吸になってしまう方が増加傾向にあります。

口呼吸になると、お口の中が乾燥することで、殺菌効果の高いだ液が不足してしまい「むし歯」「歯周病」「口臭」の原因になる場合があります。

最近になって、歯ぐきが腫れてきたり、歯の着色が目立つようになったという方は注意が必要なため、鼻で呼吸することを意識することが大切になります。